時代の変化と新たな挑戦 〜印刷業の岐路と未来への決断〜

昨年から売り上げが年間、6,000千万下がっていた。 原因は東京の得意先が今まで、パソコンで作業する説明書を紙媒体でお客様に配布しているのを、 データー化して配布する様にしたので印刷物が不要になった為だった。 時代の流れでこのような傾向になることは、頭の中では分かっていたが現実に目の前で起き、 時代の流れの速さを実感した。早く手を打つ必要があると思った。 ウェブの時代の為に1人社員を採用していたが、本格的には機能していなかった。 此処でしなければならない事は、新しく売り上げを伸ばす相手を見つける事だと考えたが簡単では無かった。 P店の札幌の新規店舗の仕事も受注できるものと思っていたが寸前で取り止めになった。 この頃、国の方針でP店の規制が厳しくなり、特に広告伝に対しては依存症問題などが取り沙汰されるようなコピー、派手なデザインなどはダメになった。 チラシを規制することになり、売り上げの先行きが怪しくなった。 P店の店長の話だとかなりのP店が経営的に行き詰まり倒産するとの話を聞き将来に不安が出て来た。 P店の仕事は確実に減少する事は間違いないが今まで大変お世話になったことに感謝すべきで仕事が0になっても付き合いをしていこうと思った。 私はこの頃ロータリークラブに入会して、20年近くなるので順番として副会長を担当していたので次年度は会長をする事が決まっていた。 断ることも考えたが逆にロータリー活動も一生懸命して、仕事も頑張ろうと腹を括った。 ロータリーの哲学の中で「最もよく奉仕する者、最も多くいられる」という実践的な倫理原則の言葉がある。 よく理解してなかったが今入会して30年を迎えてくると完全ではないが理解できるようになった。 今期の売り上げは40,000万円を切ったが何とか黒字になったが、先のことを考えると早く手を打たなければと考える日々が続いた。 この年野田内閣は消費税法案を閣議決定し、2014年4月に8%、15年に10%に引き上げる予定。 東京スカイツリーが開業、12月衆議院議員総選挙が行われ自民党294議席、公明党31議席で3分の2の議席確保、安倍総裁誕生、3年3ヶ月ぶりに自公連立政権。 歌謡曲ではAKB48オリコントップ5を独占。巨人が日本ハムを破り日本一となった。