印刷業界の革新と私の人生の転機

Episode 19

新社屋に移転して2年半が過ぎた。 会社は広くなり快適な環境になったのだが中心地から距離があるのと、従業員の送り迎えに時間を取られる毎日が続いて実質に仕事をしている時間が減り効率が悪くなって、イライラする日が増えていった。
印刷の前工程は、タイプライター、写植、電算写植、ワープロなどで処理していた時代でありました。 年に一回の仕事で会社要覧の仕事をしてた時、JCの先輩が文字だけを制作して印刷をするのは付加価値がないので、プログラムを作りいろいろな情報を取り出すようにしたら面白いとの話を聞き、実際に富士通のコンピュータを導入し仕事をしていました。 今後必ず前工程の仕事もコンピュータと組み合わせた商品が発売されるのではないかと思っていました。
私の勉強不足があったのか、バタバタして世の中の状況を見失っていたのか、1984年「昭和59年」にアップル社からMacが新発売され、すでに10年経っていました。 印刷業会が大きく変わる予感がしていました。 敬印刷からスタートして、オフセット印刷もしていましたが、カラー印刷、輪転機印刷は全て外注で処理していました。 社も変化していかなければ生きのけれない予感があり、会長と何度か話をしていた時期でした。 話せば話すほど仕事の考え方や方向性はかなりズレていた感がします。 11月に入った頃会長より突然ゆっくり話があると言われ話をしました。 これからの私の人生の大きな変化の始まりがスタート・・・・・・・
世の中も大きく変化していく時代に突入、ニューヨーク外国為替市場で一時1ドル=99円85銭を記録。 戦後初の100円割れ、自、杜、、さきがけ3党が村山富市社党委員長を首相に、長野県で松本サリン事件、7人死亡、58人重軽症、厚生年金が段階的に65歳まで遅らせる年金改革法が成立。
Mr.Childrenの「innocent World」がオリコントップ、野球では巨人が西武を破り日本一になった年であった。
 

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