合併からの7年間と新たな挑戦

Episode 25

昭和25年に叔父が立ち上げた会社と、私と友人の先輩と立ち上げた会社が、平成3年に合併して、7年が過ぎようとしていた時、私に降りかかった数々の出来事は、今後生きていく上での勉強になった。 飲む場所で後輩の友人から紹介されたシステム会社の副社長、スナックの女性から紹介された新規ホテルの副支配人又ロータリークラブの会員で、日本一のタクシー会社の会長と知り合いになった。
新規ホテルは開設準備室の時から取引が始まり、オープンに向けての印刷物やイベント等、売り上げが大きく伸びた。 平成10年11月に後輩の友人と、東京のシステム会社副社長に会う事になった。本社は亀戸の駅から徒歩5分の所にあったが待ち合わせは錦糸町のレストランでした。 食事をしながらいろいろな話をしている中で、副社長から今、新規事業として新しいことを始めている。印刷会社は〇〇を使っている。 日本で1~2番の会社であった。 私も是非参加したいとお願いすると、担当者を紹介してもらった。レストランを出て、韓国の女性がいるサロンに行き、11時頃に副社長と別れホテルに戻り、後輩とバーで飲み、12時を過ぎたので帰える支度をしょうとした時、マスターが今日は11月の第三木曜日ボジョレヌーボーの解禁日です。 今年のワインは出来がいいのでお飲みになりませんか。と声をかけてくれた。ワインには興味が無かったが2人で飲み、今後の検討を誓った。
世の中は非常に不景気で、国は中小企業に保証協会を通じた融資を行なっていた。 12月に入って、ある県会議員に頼んで融資のお願いに行ったのだが、五分五分の感触だった。 年内融資までの締切ギリギリの日に2,000万の融資の申込書を保証協会に提出した。 12月に入り東京亀戸のシステム会社に副社長から紹介された担当者に会いに行った。 新規事業の説明を聞き身体が、熱くなってくるのがわかった。 この仕事はどんな事があっても必ず取ると、心に誓い、作戦を考えて来年からどんな事があっても、諦めないと何度も自分に言い聞かせた。
融資はどうなっているのか気になり、12月25日から毎日銀行に確認の記帳にいったが28日の日までには入金が無かった。 もうダメかと諦めながら、29日記帳に行くと2,000万が入金されていた。 今後どうするかいろいろ考え結論が出たが、はたしてどうなるか・・・・・

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平成10年の激動と再出発

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