10年目の挑戦 〜P店と共に進む新たな道〜

Episode 35

会社を設立してから10年を迎えた。 営業社員も増え、売り上げも安定していた時期に入った。 印刷業会に関わって40年、色々な事があったがこの道を選び、 この道をガムシャラに走ってきた事に間違いはなかったと自分に言い聞かせて、 1人で堺町で飲む事が多かった。 長く付き合った女性とは、女房がステージ4の乳がんと診断された時から、 連絡があっても電話に出ずその後、音信不通になっていた。
P店の景気は良く、2店目を奈良県に出店した。 お祝いに奈良まで駆けつけ社長と幹部の方々に挨拶をして、 帰ろうとするとP店で2番手の幹部が近づいてきて、 次の新店は宮崎の都城に決まったと耳元で囁いてくれた。 小倉に戻り新店開発部の部長と話をつけ社で担当する事になった。 事前に都城に何度も行きオープンに向けての準備を進めた。 戸畑の経験があったので、今回は全ての手配は私がしたので利益率も上がった。 月に一度は必ず都城に足を運び、P店が閉店してから店長社員の方達と酒を飲み、 食事を共にし関係を深める事ができた。
都城のグランドオープンも成功に終わり、毎日が楽しくてしょうがなかった。 地元での仕事も広告代理店からの不動産の分譲マンションの仕事が多くなり、 新しい分野の仕事で心配してたが、私と共に仕事をして来た制作部長が相手も満足する仕事をしてくれていたし、 P店の仕事も新しく入社した担当者がうまく捌いてくれた。 平成17年残り少なくなって来た時、携帯電話がなり見るとP店の開発部長からだ、 慌てて出ると次の日、新店舗は〇〇〇です。 仕事しますかとの問い合わせだった。 何も考えずに「やります!やります!」と大きな声で返事をした、 返事をした後考え込んだ一果たしてできるのか・・・・・・・

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Episode 34

新たな出発と奮闘の一年 〜孫の誕生とP店の挑戦〜

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平成18年の新たな挑戦 〜家族の賑わいと北海道・苫小牧への展開〜

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