静まり返る街、動き出すビジネス

Episode 52

令和3年(2021年)新型コロナのまん延により、緊急事態宣言・まん延期防止等充填措置が各地域で継続的に発令された。 会社も席替えをしたり、消毒液を置いたり、マスクを大量に準備して従業員の感染防止に努めた。 大勢で集まる事は出来ないので飲食店からは人の姿が消え、繁華街はもぬけの殻のような状態になった。 私が営んでいるスナックも休業宣言で、何ヶ月も店を閉める日が続いた。経営的には補助金が確実に振り込まれ、店を開けている時より良かった。
昼の仕事も苦戦を覚悟していたが、社長をはじめ社員の頑張りにより、売り上げは全盛期に比べ50%ぐらい落ちたが、利益は1,000万円を超えた。 コロナ渦の中、日経平均株価が30年半ぶりに一時30,000円台を回復した。 ゴルフの松山英劇がマスターズで優勝、大谷翔平が二刀流で活躍、アメリカンリーグのMVP受賞した。 娘婿の社長体制も整い、私も第一線から退く時期が来たのかと考えていた。 昼の仕事も私としての役割は資金繰りぐらいであったが、コロナ渦で必要ないぐらいの資金は用意できていたので心配することも無くなった。
ある日、日経新聞を読んでいると「新規代理店募集」に目が行き、すぐに電話をしたがコロナが流行していたので担者とはすぐに会えなかった。 担当者と会えたのは8月頃で、話を聞くと、大変厳しいと思い諦めていたが、担当者から再三連絡があり再度会うことにした。 話を聞いても納得がいかなかった時、プレゼンをさせて下さいと言って機械を事務所に設置して、シャワーを取り出し従業員何人かに試したのである。 皆んなの反応は良く、いけるかもしれないと考えた。 丁度東京オリンピックが無観客ながら、開催され世界のアスリート達の活躍に興奮していた時期であった。
菅総理が自民党総裁選に立候補せず、総理を退任、岸田文雄が第100代総理大臣に就任した。眞子内親王結婚、敬宮愛子内親王20歳を迎え成人となる。 新規事業をやるか迷っていたが、会う人たちの意見を聞きまくり、ある程度の好感触を得た、迷いは少し残っていたが・・・・・・・・・・・秋以降新型コロナのワクチン接種進が進み、国内の新規感染者が激減した。 新規事業については、コロナ感染の先が見えて来たと判断し、新会社を11月1日資本金600万円で設立し、事務所を馬に置いた。 名前も決め、事務所も思い切って改装し、体験できるサロン風の立派な店舗が完成した。
歌謡曲では優里の「ドライフラワー」YOSOBIの「夜に駆ける」が流行、プロ野球ではヤクルトがオリックスを破り 日本一東京オリンピック・パラリンピック獲得メダル数(オリンピック) 金27,銀14,銅、17(パラリンピック)金13、銀15、銅23

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コロナ禍、崩れた日常と企業の決断

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